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東京都書店商業組合青年部

私は10月末に開催される神保町ブックフェスティバルの企画・開発委
員会のメンバーですので、お祭りにいろどりを添える様々な催事を考えています。で、15回を記念して本のおまつりにふさわしい硬派の出し物をということで、東京都書店商業組合青年部にお願いして、逆風の中で奮闘する街の本屋さんの実像を、シンポジュームのような形で青年部らしい表現ができないものかと要請しました。ちょうど定例の会議の最中で、かなり盛り上がっている所へのよこ入りでしたので、それぞれのご意見を生々しく聞くことができました。「面白そうだ」とか「なにを今更」「中小書店の弱さが露呈されるだけ」等々、ポジティブ、それに対するネガティブな考えが交差し、それ自体刺激的なひと時でした。結果は8月の中旬までにご返事がいただけるとの事です。もともと青年部は問題意識も高く、それに論客も多士済々、この10年ほどの棚の会での報告・本の学校での提言は、実績の伴った意義深いものとして評価の高いものでした。15周年のお祭りに華を添えていただきたいと念じています。
                      SHIN

おまけ(書店からの用語集)
取次ぎ店
出版社と小売書店の間で商品である本を取り次ぐいわゆる問屋さん。
流通業者として配送・集金・金融・情報・コンサルティング等々の機能を持つが、大手の取次ぎはこれに権力機能が加わって中小にとってはコワイ存在になりつつある。


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横井真木雄

柴田さん
「文化通信」の今週号に「東京国際ブックフェア2005」について、出展をした出版社の立場で駄文を掲載していただいたのですが、早速お読みいただいた旨のお電話ありがとうございました。こんなことを言うといつからお前はそんなに偉くなったんだと、いわれるかもしれないのですが、とにかく「まともな」!出版社の出展が減っていることに危機感を抱いたのです。とりあえず何が「まとも」で何が「まともでない」のかはおくとして、ご来場いただいた五万人からのお客様に応えるには、あまりにも貧弱な出版社ブースではなかったかと思うのです。もちろん一番小さなスペースでも50万円以上かかる出展料と設営を入れれて会場の5日間の要員、出荷や展示の準備を入れれば相当の労力と経費がかかるわけですから、なかなか出展に踏み切れない出版社が多いのはやむをないことなのかもしれません。また割引販売を行うわけですから、書店様へのご迷惑を意識して出展されない出版社もあるのかもしれません。しかし、あの会場にゆりかもめや臨海線の高い交通費を支払って、集まってくださった読者の皆さんにやはりあの「人文・社会科学書フェア」では満足いただけないだろうと思うし、もしかしたら人文・社会科学書のハードユーザーの皆さんはもうあきれてあの会場には来ていない、のかもしれません。しかし、「いやー、おたくは余裕があるんだねえ。うちなんかとても出せないよ。」などと会場を覗きにきてイヤミをほざく暇があったら、じゃあアンタはここに集まったナイーブな5万人の読者にどう自分達をアピールしようとしてるんだよ、噛み付きたくなってしまうのです。そこで、とりあえずお客様の層は「東京国際ブックフェア」とは違っているけれど「神保町ブックフェスティバル」で頑張ってみるよ、という覚悟(ちょっとオーバーですね)があるか、ということです。何しろフェスタなのですから「同じアホなら踊らにゃソンソン」なのですよね。出版社にとってはお客さまとの掛け合いや反応を直に感ずるまたとないチャンスですものね。ところで「本の得々市」にはもっと大勢で参加して大丈夫なスペースがあるのでしょうか。僕らにできることはまずは書店様で売れる本を作ること、売れる形を書店様と一緒になって考え、実行してみること。それは柴田さんが「歴史書通信」7月号の「街の本屋は今」で書かれたように、「現場を支える書店人の、本に対する想い、本を売る面白さ」をもう一度出版社も一緒になって組みなおす作業tが必要なのだろうと思います。どーも僕は話が長くなっていけません。あの「文化通信」の原稿の下書きを見せた何人かの出版社の友人は、僕の意見に対する違和感も含めて、身の丈あったできることを自前でやって行くべきではないか、と言ってくれました。今年の「神保町ブックフェスティバル」ではまた柴田さんたちと、なにか愉しい仕事をいっしょにやりたいですね。
by 横井真木雄 (2005-07-28 00:46) 

角 充

はじめまして
「神保町再生プロジェクト」という名前が気になって来ました。
書店という立場ではないので、場違いでしたらすみません。
書籍の製造印刷を神保町でやりつづけておりますが、このたび戸根木印刷さんとの共同プロジェクトとして「神田神保町ご町内サイト」をはじめることになりました。独自のサーバーで運用していますので、「ブックフェスティバル」の企画など何かできるのではないでしょうか。
http://the-za.somard.co.jp/jinbou
by 角 充 (2005-07-30 14:25) 

shin

ご町内サイト神田神保町の立ち上げオメデトウございます。
利根木さんとはお取引がありますのでお仲間のお仲間は
お仲間です。多田さんとご一緒に遊びに来てください。柴田 信
by shin (2005-07-30 22:28) 

世古真一

はじめまして
ご町内サイト神田神保町を知っていただくために、ほぼ毎日、お店や会社の皆様へお伺いしています。7月25日にオープンして、約2週間たちました。おかげさまで、町内会の皆さんや、町を盛り上げていこうという方が、ご参加していただいたり、広場に書き込みをして下さったりしています。私も毎日、神保町のお店まわりの報告をご町内レポートとして、毎日書いておりますので、ぜひお読みいただければうれしいです。
http://the-za.somard.co.jp/jinbou/jb_comm/seko/html/index.html
 また、以前から、こちらのブログを拝見させていただき、shinさんにぜひ、お会いしてお話を聞かせていただきたいと思っておりました。どちらへお伺いしたらいいのでしょうか、教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。世古真一
by 世古真一 (2005-08-06 11:09) 

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